KPIとは?
KPIとはkey performance indicator の略で、企業目標の達成度を評価するための主要業績評価指標のことをいう。
https://kotobank.jp/word/KPI-22888
コトバンクでは、上記のように記されるKPIですが、ソーシャルゲームに置き換えると、企業というよりもゲームタイトルの目標の達成度となります。
昨今のゲーム業界にいるとよく聞くようになるKPI。わかっているようで、ふわっと理解している人も多いです。
ソーシャルゲームの一般的なKPI
ソーシャルゲームにおける一般的なKPIとしては、
- DAU
- PU
- ARPU
- ARPPU
が存在します。
DAU
DAUとは、デイリーアクティブユーザーのことです。詳しく言うと、一日あたりにゲームへログインしたユーザー数です。PCのMMORPGではMAU、いわゆるマンスリーアクティブユーザーを利用していたこともありましたが、スマホのソーシャルゲームでは、このDAUが重要視されることが多いです。
PU
PUとは、ペイユーザーのことです。詳しく言うと、課金者数です。DAUと同じく、一日ごとに見られることが多い数字です。
ARPU
ARPUとはAverage Revenue Per User、ユーザー1人当たりの課金額です。こちらも一日ごとに見られることが多い数字です。月単位でも見られることが多い数字です。
ARPPU
ARPUとはAverage Revenue Per Pay User、課金ユーザー1人当たりの課金額です。こちらも一日ごとに見られることが多い数字です。
KPIでの売上の見方
基本的なソーシャルゲームのKPIをご紹介しましたが、次は売上の見方について説明します。
PU × ARPPU
です。終わり。
本当、これだけです。この二つを割り出すのと、バランスを見るためにDAUとARPUを利用します。
課金率について
課金率とは、
PU / DAU
です。一日遊んでいるユーザーの中で何人が課金をしてくれるのかの指標です。
これは、ゲームにもよりますがどんなに良いゲームでも課金率は10%を超えることはかなり難しいです。大抵は課金率を3%〜5%で設定すると、現実味のある数値になるでしょう。
ARPPUのバランス
ARPPUはとても難しい数字で、高過ぎても低過ぎてもだめな数字です。
高すぎると、課金者の課金に依存し過ぎてしまい、課金者の離脱が売上の低下に繋がってしまいます。
低すぎても売上が上がらないので、バランスがとても大切になります。
全然面白そうじゃないのに売上が上位のゲームは、ARPPUが高騰している場合が多いです。一部の課金ユーザーに依存が高く、課金ユーザーを優遇するイベントが多いのも特徴です。
さて、今回は基本的なKPIについてご紹介しました。
ほかにも細かいことが知りたい場合は下記の書籍などを読んでみてください。
では、また次回に。