
リアル=おもしろいではない
ゲームプランナーとして、ゲーム企画やゲーム仕様を考えたりするときに知っておいて欲しいことがあります。
リアル=おもしろい ではない
ということです。
リアルさではなくリアルっぽさ
新しいゲームを考えるとき、まずは気持ちよさが大切になります。
その上で、
リアルさよりリアルっぽさが大切
になります。
リアルさ?リアルっぽさ?一緒じゃない?
と思われた人もいると思います。
しかし、この2つは全然違うことなのです。
リアルっぽさとは
リアルっぽさとは、
現実では異なるが、そうなったら自然であること
を言います。
このリアルっぽさはゲームをプレイするうちに形成されたりすることもあります。
例えば、スーパーファミコンのマリオカートのドリフト操作です。

スーパーファミコンのマリオカートでは、コーナーリング中にジャンプするとドリフトが行えました。
※最近のマリオカートは仕様変更済
実際のレースでは、ありえない方法なのですが、ユーザーは気持ち悪くないので、受け入れてリアルだと感じます。
これがリアルっぽさです。
アニメ・ゲームもリアルっぽさの宝庫

ゲームに限らず、アニメ・ゲームにもリアルっぽさが数多く存在します。
そして、それらをリアルに解読した本である『空想科学読本』はとてもヒットしていました。
気持ちよさやおもしろさに必要なのは、リアルではなく、リアルだと感じさせるリアルっぽさなのだと私は思います。
終わり。